元気に生まれた赤ちゃんが健やかに成長していくために、数々の検査をして赤ちゃんを病気から守る必要があります。
当院では以下の検査を実施しております。
1. 新生児聴覚スクリーニング検査
聞こえの異常を早く発見するために行う検査です。 検査は数分で終わり、痛みはなく薬も使いません。
新生児聴覚スクリーニング装置
2. 新生児黄疸検査
赤ちゃんの赤血球がこわれて黄疸のビリルビンが上昇してきます。
黄疸を放置すると核黄疸となり、脳性麻痺の原因となります。 赤ちゃんのおでこに装置をあててビリルビン値を測定します。
痛みはなく薬も使いません。
経皮ビリルビン測定装置
3. 頭部エコー検査
赤ちゃんの脳に出血や水頭症、腫瘤などの病気がないかどうか、出生前及び退院前にチェックします。
正常な脳の例
4. 心臓エコー検査
赤ちゃんの心臓に先天性心疾患がないかどうか、出生前の検査に加え、退院前に再検査をし確認します。
心臓から出る大血管
心臓の内部の壁
肺靜脈
大動脈弓
5. 新生児血液検査
(1)感染症スクリーニング検査
前期破水や遷延分娩で出生した赤ちゃんは細菌類やウイルスに狙われやすくなります。 赤ちゃんの臍帯血やかかとより少量の血液を採取し、白血球やCRP反応を調べます。
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正常な数値 |
ウイルス予防のフェイスシールド |
(2)先天性代謝異常スクリーニング検査
主に赤ちゃんの内分泌ホルモンの数値に異常がないかどうかを、かかとより少量の血液を採取して調べます。
検査用紙
(2)その他 遺伝子検査、血糖値など
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